「見て、ゲームができた!」とお子さんが画面を向けてくれる瞬間があります。
うれしい反面、何ができるようになったのかまでは見えにくいこともありますよね。Scratchの学習では、作品そのものと同じくらい、作る途中で何を考えたかに大切な学びがあります。
難しい質問をする必要はありません。作品を見せてくれたとき、次の三つを聞いてみてください。
1. 「いちばん工夫したところはどこ?」
この質問は、作品を自分のものとして振り返る入口になります。キャラクターの動きでも、ゲームのルールでも、子どもが選んだ部分なら何でも大丈夫です。
「ここを速くした」「当たったら点が増えるようにした」と話せれば、画面の向こうで考えたことが少し見えてきます。

2. 「最初はどうしようと思ったの?」
完成した作品だけを見ると、最初からできたように見えます。でも実際には、「こう動かしたい」から始めて、途中で何度も考え直しています。
この質問では、正しい答えよりも、最初のアイデアを聞くことが大切です。発想を言葉にする経験は、次に試す力にもつながります。
3. 「うまくいかなかったとき、何を変えたの?」
ここに、プログラミングらしい面白さがあります。エラーや思い違いを「失敗」として終わらせず、どこを変えればよいかを考える。小さな試行錯誤を話せるようになると、学びの過程を親子で共有しやすくなります。

説明できることも、小さな成長
子どもが自分の作品を言葉にできるようになるまでには、少し時間がかかります。答えを急がず、「教えてくれてありがとう」と受け止めるだけでも十分です。
Scratchは、画面上の作品を入り口にして、考えたことを説明する練習にもなります。次に作品を見せてくれたら、三つのうち一つだけ聞いてみてください。


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