「楽しかった」で終わらせない。小学生のプログラミング学習で親が見られる3つの成長
お子さんがプログラミングを楽しそうに続けているのはうれしいことです。一方で、「何ができるようになったのだろう」「学校の勉強とは違うけれど、どんな力が育っているのだろう」と感じることもあるかもしれません。
小学生のプログラミングで見える成果は、テストの点だけではありません。作品に残る工夫、自分で説明しようとする言葉、次の目標を持つ姿に、学びの積み重ねが表れます。ここでは、家庭でも無理なく見守れる三つの見方を紹介します。
作品が「前に作ったもの」と少し変わっている
最初はキャラクターを動かすだけだった作品に、得点、タイマー、音、ステージの切り替えが加わることがあります。大きな変化でなくても、「自分が遊びやすいように直した」「ここで終わるとつまらないから、もう一回できるようにした」という工夫があれば、それは立派な前進です。
完成度を比べるより、前の作品と比べて何が増えたかを見てみてください。保存した作品を時々一緒に開くだけでも、本人が気づいていなかった成長を言葉にできます。
自分の考えを、順番に説明しようとする
プログラムは、思いつきだけでは動きません。「最初にこれをして、次にこれが起きる」という順番を考える必要があります。作品を見せながら「ここで点が入る」「このボタンを押すと次に進む」と説明する姿は、論理を自分の言葉に置き換える練習にもなります。
うまく説明できない日があっても構いません。保護者の方は「どこを一番工夫した?」と一つだけ尋ねてみてください。答えを急がずに待つことで、作品の中にある考えを本人が探し始めます。
次の目標を、自分なりに持てる
学びを続けるなかで、作品をもっと複雑にしたい、誰かに遊んでもらいたい、検定に挑戦してみたい、といった次の目標が生まれることがあります。ジュニア・プログラミング検定のような目標は、合格だけを目的にするものではなく、今の理解を整理し、次に練習することを見つける一つの目安として使えます。
大切なのは、目標を大人が一方的に決めないことです。好きなゲームづくりを続けながら、本人が「次はここまでできるようになりたい」と思える場所を一緒に探します。

見える成果があると、楽しさは続きやすくなる
作品、説明、次の目標。この三つを時々振り返ると、「毎週通っているけれど何をしているの?」という不安が、具体的な会話に変わります。自由に作る楽しさと、できることが増えていく実感は、どちらか一方ではなく、行き来しながら育っていきます。
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