お子さんが学習中に「もう無理」「わからない」と言ったとき、親としてはつい何か言いたくなりますよね。経堂・世田谷区周辺で、子どもの声かけやプログラミング学習のきっかけを探している保護者の方にも、よくある悩みだと思います。
「ちゃんと考えて」
「さっき説明したよ」
「もう無理」の前に、子どもはたくさん試しています
「ここを見れば分かるでしょ」
言いたくなる気持ちは、とても自然です。忙しい中で見ていると、つい早く進めたくなります。けれど、子どもがつまずいているときに長い説明をすると、かえって頭に入らないことがあります。
小学生のプログラミング学習でも、同じことがよく起きます。画面の中でキャラクターが思った通りに動かない。ボタンを押しても反応しない。どこを直せばいいのか分からない。そんなとき、子どもは「できない」より先に、気持ちが止まってしまいます。
このとき大切なのは、答えをすぐ渡すことではなく、次の一歩を小さくすることです。
たとえば、「ゲームを完成させよう」ではなく、「まずキャラクターが右に動くか見てみよう」まで小さくします。右に動いたら、次は音をつける。音がついたら、背景を変える。大きなゴールを、小さな確認に分けていきます。
親の声かけは短いほうが届くことがあります
声かけも、短くて大丈夫です。
「どこまでできた?」
「一つだけ変えてみようか」
「さっきより少し進んだね」
このくらいの言葉のほうが、子どもは戻ってきやすいことがあります。大人から見ると物足りないくらいで、ちょうどいい場面も多いです。
プログラミングでは、思った通りに動かないことが普通にあります。むしろ、その原因を探して、少し変えて、また試すところに学びがあります。うまくいかない場面を「失敗」として終わらせるのではなく、「どこを変えたら動くかな」と見られるようになると、考える力につながっていきます。
プログラミング学習では失敗を直す経験が育ちます
家庭で声をかけるときのポイント
家庭でも、つまずいた瞬間に全部を教えなくて大丈夫です。親が完璧に説明できる必要もありません。
「今、何をしたかったんだっけ?」
「どこまでは動いた?」
「じゃあ次はここだけ見てみようか」
こうやって、子どもの頭の中を一緒に整理してあげるだけでも、もう一度試しやすくなります。
もちろん、毎回うまく声をかけられるわけではありません。親も疲れますし、時間もありません。だからこそ、使う言葉をあらかじめ短く決めておくと楽です。
「一つだけ変えてみよう」
この一言を持っておくだけでも、子どものつまずき方は少し変わります。
小学生のプログラミング学習は、正解を早く出すためだけのものではありません。うまくいかない時に、どう戻るか。何を確認するか。もう一度試せるか。そういう経験を積む時間でもあります。
この考え方は、家庭学習にもそのまま使えます。漢字の練習で手が止まったとき、算数で式が分からなくなったとき、読書感想文で何を書けばいいか迷ったとき。いきなり全部を解決しようとせず、「まず一つだけ」に分けると、子どもは動き出しやすくなります。
たとえば算数なら「まず問題文の数字に丸をつけよう」。作文なら「最初に一番覚えている場面だけ話してみよう」。プログラミングなら「まずどこまで動いているか見てみよう」。やることが小さくなると、子どもは自分で戻るきっかけをつかみやすくなります。
保護者としては、つまずきを早くなくしてあげたくなります。でも、つまずきがあるからこそ、考える順番を身につけられることもあります。大切なのは、子どもを置いていかないことです。答えを急がず、今どこで止まっているのかを一緒に見てあげるだけでも、十分な支えになります。
教室での関わりでも、この「止まっている場所を見る」ことを大切にします。分からない子にすぐ正解を渡すのではなく、どこまではできていて、どこから迷っているのかを一緒に確認する。そうすると、子どもは自分で直せた感覚を持ちやすくなります。
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